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由布岳 2014.10.04

土曜日休みの本日、台風接近により明日は天気が崩れそうなので登るとしたら今日しかない!
少し足をのばしてみて 久しぶりに由布岳へ登ってみた。

アクセス
大分自動車道・湯布院ICを降り、県道216号線を別府方面に向けて進む。
由布岳の山容が見えてきて、駐車場がある由布岳正面登山口につく。

トイレもある駐車場は、8時過ぎには既に満車状態。
仕方なく道を挟んで向かいにある有料駐車場に止める。500円。
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正面登山口より。下山時に撮影

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08:28 登山口~09:01 合野越~10:11 マタエ~10:40 西峰~お鉢巡り~11:37 東峰(昼食)12:00~12:15 マタエ~13:26 登山口

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登山口を出発。まずは牧草地の中の登山道を登っていく。
天気は良いが、由布岳上部はすっぽり雲に覆われて見えません。
晴れてくれないかなぁ~
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牧草地が終わり樹林帯入口に出合う。ここは日向観察路との分岐でもある。この先にも、右側に日向観察路へ向かう道があった。山頂へはここを直進する。
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樹林帯の中の登山道は溶岩質の石がゴロゴロしてて、火山の山だったことを物語っている。
由布岳は約2,200年前に噴火して以来、活動は起きていないようで死火山のように思えるが、活動が終える山ではないようだ。
監視も続けられてて、隣の鶴見岳とともに活火山に属するようだ。

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山腹を巻き始め、コースを西よりに進んでいく。
視界が開けたと思うと、そこは広場になってる合野越に出合う。
これからの上りに備えてか?‥結構多くの人が休憩していた。


合野越を過ぎると登山道はジグザグの道へとかわる。
暫くは樹林帯の中でやや暗く感じる。
石もゴロゴロしてるとこもあり、踏み分けながらの上りになる。
「おっ!ギンちゃんだ。」
道沿いにはアキノギンリョウソウもポツリ出てました。

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樹林帯を抜け、木々も減り草地が主な道へと変わる。
ジグザグの道はかわらない。
進んだかと思うと左へ、少し進むんだかと思うと右へ‥の繰り返し。
直登ではない分、道の傾斜は緩いが距離はその分増えている。

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視界は明るくなっており、所々道沿いからは展望も望めた。
手前の緑色したこんもり盛り上がった山は飯盛ヶ城だろう。
奥の山は倉木山、右側には湯布院の街並みも見える。
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このジグザグの道沿いにはいろんな花にも出会えた。
ヤマラッキョウ、センブリ、アキノキリンソウ、アザミ、そしてフウロ‥
綺麗なトリカブトの花も咲いてました。

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ジグザグの道の高度を増すにつれ、折り返しの距離幅も短くなっていく
岩場も目立ってきた。
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依然、山の上部には雲が掛かっており、上に上がるにつれ曇ってきた。
やがて西峰と東峰の分岐となるマタエに出合う。

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周囲は真っ白で展望は望めません。
台風の接近と言うことで強風も警戒してたが、思ったほど風も無い。
岩場も濡れてないようだし、ここでステッキをザックにしまい、西峰を目指す。

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マタエ(下山時に撮影)

まずはマタエから直ぐの最初の岩場。
鎖が掛けられており上手く掴んで上る。

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その次の岩場・鎖場も難なく上がることが出来、いよいよ一番の難所に出合う。
そこは障子戸と呼ばれる岩場。
岩場と言うより壁と言った方が良いかも。
壁に付けられた鎖を握りながら、壁をトラバースしながら上っていく。
先まで進んだかと思うと、今度は方向を逆に戻し、カニのヨコバイ状態でトラバースして進む。
以前、ここを登ったことはあるが、何度来ても気を抜けないとこだ。
今日はガスって下が見えない分、恐怖感は幾分かは消えるが、
滑って落ちでもしたら大変です。
ドキドキしながら慎重に進み、何とかクリアして上がる。
帰りもここを下るとしたらゾッとします。嫌だなぁ~。

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障子戸の鎖場

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障子戸、返しのトラバース

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マタエから見た障子戸全景

西峰に到着。
ここからの展望は抜群で360度望める‥はずなのだが、真っ白で見えません。
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本来はここからマタエに戻って東峰へ行く予定だったが、
先ほどの壁、障子戸をまた降りるのが辛かったので、このままお鉢を反時計廻りに周って東峰へいくことにした。
‥が、お鉢周りはことのほか難所の連続。手ごわかった。
私にとっては初めてのお鉢周り。
丁度お鉢を周る方々がいたので一緒に同行させてもらうことに。
まずは西峰から灌木帯の中下っていく。
どんどん急傾斜を下っていく。
このまま火口まで降りちゃうんじゃないかと思った。
下りた分、東峰までまた上らないといけないなぁ~

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その後、ヤセ尾根、岩場のアップダウンが続く。
ガスって先が見えないので、この先どんなとこが待ち構えているのか分からない。
ドキドキしながら早く東峰に着かないか願うばかり。

岩場を乗り越え、トラバースにも出合う。
緊張の連続です。
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極め付け!岩場の下り。ここは怖かった。
マタエから見て丁度お鉢の半分の位置になるとこだ。
鎖やロープなどが掛けられてない。
小刻みに足かせ場に足を掛け、内よりに岩場を下りていく。
滑ったらホント下の下まで落ちていきそうです。怖かった~
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ここを過ぎて暫く進み、その後は上りが始まる。
先ほどみたいな怖い岩場の下りなどはないが、気を抜けない岩場の上りがその後も続く。
やがて東登山口からのルートと出合う。

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一旦下ってラスト東峰に向けて上がっていく。
相変わらず曇っているが、先には東峰が見えている。あと少し
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西峰からおよそ1時間で東峰に到着。
ここも周囲は真っ白。何も見えません。
記念撮影だけして直下の広場で昼食をとる。
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このまま晴れるまで待っていようかとも思ったが、その気配もないように思え
早々と下ることに。

マタエまで下り、その後は元来た道を下っていく。
樹林帯を過ぎ、牧草地まで下りてくると‥あれ!
山容が綺麗に見えてました。
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久しぶりの由布岳。初めてのお鉢周り。
存分に満喫しました。



by coyotehana | 2014-10-04 07:56
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