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福智山 2014.09.28


福智山は直方市と小倉南区との堺に位置し、皿倉山から牛斬山まで南北に伸びる福智山の主峰でもある。
登山ルートは直方市、小倉南区の双方にあるが、6年前に登った時と同じく
本日も直方市側の上野(あがの)から登ることにした。

アクセス
九州自動車道・八幡ICを降り、国道200号線を直方に向けて南下。
下堺より上野の案内に従い、県道22号線(田川直方バイパス)へ左折。
セブン、ローソンを通り過ぎ、宮馬場の交差点より左折、
上野峡へ向けて県道62号線を上がっていくと上野峡入口にてバス停や駐車場があり、ここに車を止めて登る。
だが9時頃に着いた時には既に駐車場は満車状態。少し離れた駐車場に車を止めてスタートすることになった。
因みに前回はこの上野峡入口より手前の道を左に曲がり上がって行き、白糸の滝駐車場に止めて出発している。

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上野峡入口
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9:23 上野峡入口~9:29 登山口 ~9:37 白糸の滝~9:57 虎尾桜分岐~10:03 源氏桜分岐~10:09 林道出合(待機)10:15~11:00 ケルン~11:12 山頂 11:27~11:36 避難小屋(昼食)12:12~12:42 上野越~12:52 鷹取山 13:00~13:09 上野越~14:01 上野峡入口
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上野峡入口の駐車場からアスファルト道を登山口に向けて上がって行く。
民家の前を通り、暫し進むと登山口に出合う。
登山口から山頂へ向かうルートは幾つかあり、この登山口から道が分かれている。白糸の滝・八丁越を通る「白糸の滝ルート」、上野越を経由して上がる「上野越ルート」、同じく「鷹取ルート」などがある。
今回は一番キツイ上りの「白糸の滝ルート」で山頂に上がり、下りは上野越より「鷹取ルート」でここまで下りてきた。

登山口。白糸の滝は右へ

まずは白糸の滝へ向けて道を進む。「かじかばし」の赤い鉄橋に出合い、ここは見過ごし上へとそのまま上がる。因みにこの橋を渡って行くと白糸の滝の駐車場につく。


滝から流れる沢の右岸を鎖の手すりなどがある岩場を上っていくと白糸の滝が見えてくる。
山頂へは白糸の滝ちょい手前の左側の道を上がっていきます。

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白糸の滝

これより道は急登になる。
木の根っこ、丸太階段、岩場などの道‥と急登の道は続く。
途中の露岩からは展望も望まれた。
麓の田園風景も眺望でき、高度もだいぶ増して上ってきたことが分かる。
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道がフラットになり、進んだ先に虎尾桜への道の分岐に出合う。
虎尾桜は樹齢約600年の一本立の桜で春には見事な花を咲かせるという。
また別に源平桜があり、この先に源平桜への道の分岐にも出合う。
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急登の道は続く。
やがて林道に出合、ここを横断し再び急登の道へとなるが‥
その林道手前付近にて何やら登山道を駆け上がって行ったものが見えた。
「イノシシ?」郡岳に出遭ったイノシシを思い出す。またウリ坊かな?
その後、右側の木々、草ムラの中にゴソゴソと音がする。
「まだその辺でウロウロしてるのかな?」
ストックで木を叩いて音たてたり、咳したりして見たがゴソゴソと立てる音は止まない。
やがて林道に出て、その正体が分かった。
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イノシシではなかった。
お猿さんでした。
しかも1匹ではない!たくさんいらっしゃいます。
どうも移動中の猿の軍団に遭遇してしまったようだ。

林道左側には先に登ってた二人組の方が、この移動が終えるまでここに待機してた。
話を聞くと猿の軍団は30~40匹はいるようだ。
多勢に無勢。私もここで暫く待機することに。
季節の変わり目で猿たちは移動してんだろう。
そう言えば昔、十坊山からの下りの時にも猿の移動中に出くわしたなぁ~。
その後、あとから上ってきた人も加わり4人で待機。

暫く話でもしてたら、やがて猿の大移動は終えたようで登りを再開する。

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待機してた4人で登りを再開。
「お先にどうぞ」と言われたが、小心者の私としてはこの時点で先頭に出るのは怖かったので、暫くは後からついて登る。
急登は続きます。このルートはやっぱりキツイ道です。
ロープも張られており、傾斜を感じさせます。
やがて視界も明るくなっていき、草原へと出る。

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秋のこの時期、ススキが茂った道を上がる。
花々もこの辺からいろいろ見られた。
ノコンギクだろうか‥キク科の青色、黄色、白色の花が咲いている。
オミナエシも終盤を迎えていたが、登山道沿いに咲いてます。
シオガマギクも咲いてました。
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右手にケルンを見過ごしたのち、福智山の山頂が顔を出してきた。
周囲には木々はなく、照り付ける日差しが暑いが、
広大な福智山の姿を目の当たりに出来、何ともいえない感動を覚える。
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福智山の山頂に到着。
山頂は360度のパノラマ展望。素晴らしいです。
幾つもの突き出た露岩もあり、岩に立ち展望を楽しんでいる人、寝転んでいる人、
弁当を食べている人など、いろんな人が露岩で楽しんでます。
行楽シーズンともあり山頂は人でいっぱいです。

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そしてこれが山頂からの展望。上がってきた白糸の滝ルートの道。
その奥には麓の町が広々と望める。
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こちらは北側方面。北へと続く縦走路と山々。尺岳やその向こうの皿倉山まで望めます
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南側方面。こちらも南へ続く縦走路と山々が望める。
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昼食は避難小屋でとるつもりだったので、北側の縦走路を下っていき小屋へ。
途中に分岐に出合うが、ここは上野越への道。
帰りはここを通るとして小屋へはそのまま下っていく。
やがて避難小屋の建物につく。

バイオトイレもある避難小屋。建物前にあるベンチでお弁当を頂きました。
ここからも北側の展望が望まれ、山頂では気が付きませんでしたが、北九州市の街並みや関門橋までくっきり見えてました。
今日はPM2.5の影響で遠くの方はやや霞んでましたが、視界が良ければもっと遠くまで望まれるそうです。
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下山は上野越を通って駐車場まで戻る。先ほどの分岐まで上がり、そこから案内に従い上野越へと下っていきます。途中で2か所分岐があるが、案内に従って行けば迷うことはなかった。
上野越へと下る道。急な傾斜もあり、膝が笑ってしまいます。
転げ落ちないようにトコトコと下っていきました。
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上野越の十字路。上野峡入口へは左、右は内ヶ磯へと行きますが、駐車場へ戻る前に、ここから500m先にある鷹取山へ足を伸ばしてみました。分岐を直進。
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道筋後半は上りとなり、ジグザグの道を上がり鷹取山へと着く。
鷹取山は広々とした山頂で気持ちよい。
日差しが強くなければ寝転んで日向ぼっこしてたい気分だ。
ここからの展望も良い。福智山の山容が綺麗に見える。
先ほどの山頂からは気が付かなかったが、城山や金山などの宗像四塚山群や、英彦山もここからは望めた。
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鷹取山からは鷹取ルートより下る。
先ほどの上野越の分岐まで戻り上野峡入口に向けて下っていく。
その後、Y字路の分岐に出合い、左は上野越ルート、右は鷹取ルートと分かれ、
右の道へと進んで行く。
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この鷹取ルート、最初の方は山腹をフラット気味にトラバースしながら進んで行く。
木々の間からは先ほど登った鷹取山も望めた。
左側下の方には林道が見える。林道に沿ってこの道は進んでいるようだ。

やがて道は下りになり、先ほど見えてた林道に出る。
因みにこの林道を逆に上がって行くと、猿に出遭った林道出合にいく。

一旦林道をショートカットして、再び林道に入り、暫くは林道下り。
途中で左に「上野登山口」の案内に従い、登山道に入る。
ここからの登山道が凄かった。急な下りもあり、岩場もあり、
よく整備されてるが、所々ロープが張られてる傾斜が急な下りもある。
でも、谷を見下ろす光景も望まれ、何だか凄くいい。

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途中には展望台もあった。よくこんな大きな建物を建てたものです。
ある意味驚きます。
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林道にあった案内には「上野登山口」まで8分と書かれていたが、実際は倍以上時間が掛かり登山口に着いた。

そこから元来た車道を下り、駐車場へと戻った。
久しぶりの福智山は良い登りとなりました。


by coyotehana | 2014-09-28 20:50
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