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矢筈岳 2014.11.03 

矢筈岳は熊本県(水俣市)と鹿児島県(出水市)との県境にある山
この山には2度登ったことがあるが、今回7年ぶりに登ってみた。

ルートは7年前と同じ、矢筈峠からのコースとする。

前日に水俣の道の駅まで移動し、ここで車中泊。
翌朝6時前に道の駅を出発し、途中「米ノ津」のジョイフルにて朝食をとり
国道447号線、そして県道177号線に入り、矢筈峠を目指す。

矢筈岳には鹿児島県・出水市米ノ津側の中坪林道終点にあたる登山口からのルートと
熊本県・水俣側の矢筈峠からのルートの二つある。
2004年には米ノ津からのルートに、2007年には矢筈峠からそれぞれ登っているが
米ノ津側の中坪林道は悪路で当時、車で登山口まで向かうのが大変だった記憶がある。
矢筈峠からのルートは登山口まで多少林道を歩くにしても、歩行時間は短く、登りやすい。女岳にも行けるので今回は矢筈峠からのルートを登ることにした。

狭い県道をひたすら上がっていき、矢筈峠を越えて少し行った先にて
県道沿い左側に矢筈林道起点があり、ここからのスタートとなる。
県道を挟んで反対側にて駐車スペースがあり、車はここに駐車する。

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矢筈林道起点
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矢筈林道起点~登山口~鞍部~矢筈岳~鞍部~女岳~林道沿い女岳取り付き点~登山口~矢筈林道起点
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昨日まで雨が降っていましたが、今朝は天気が回復。晴れ
ただし風が強く、冷たく少々寒い。一枚余分に服を着て登ることに。
林道起点より登山口までの約1.4kmほどを、とぼとぼ上っていきます。
この林道は登山口から先も女岳中腹部を巻くように伸びていて、
下りはこの女岳北側の林道の取り付き点に下りてきました。
途中、矢筈岳と女岳の並んだ絵が描かれた手製の案内板があり、
その先には…なるほど、林道からはその通り、並んでる山容が望めます。
矢筈岳 2014.11.03 _f0196109_21480833.jpg

林道を歩き始めておよそ20分、林道左側にある登山口に出合う。
これより登山道に入り、上りが始まる。
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登山口から入ってすぐ、道が左右に分かれている…みたい。
案内には左右どちらも可能と書かれているようだが、左側の道はやや不明瞭に思える。矢筈岳のどの位置に上がるのかはわからない。
女岳も今回は考えていたので右の道をとる。
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ゴロ石が目立つ登山道。やや荒れているように思える。
どうやら植林帯の中の谷を上がっているようだが、近くに沢などは見られない。
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谷を過ぎ、やや巻くような道を上がっていき、やがて矢筈岳と女岳の鞍部に上がる。ここから分岐を右に上っていくと女岳に付くが、後回しにしてまずは矢筈岳を目指す。
矢筈岳 2014.11.03 _f0196109_22073962.jpg

少し進むと分岐に出合う。
あたかも道を真っ直ぐ進むかの如く、少し広めの道が先に続いているが…
山頂はこっちではない。
小さ目の案内に従い、この分岐より右の登山道を上へと上っていきます。
矢筈岳 2014.11.03 _f0196109_22115316.jpg

この辺から急登です。ロープ箇所も出てきます。
周囲はいつの間にか自然林とかわり、シイの木など見られます。
あちこちでツチトリモチも見られました。
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やがて矢筈岳の山頂に登頂。
時間も早かったせいか山頂には誰もいません。
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山頂には高山彦九郎の句碑があり、矢筈峠から上がってくると山頂広場では丁度、この句碑のところに出てくる。
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すぐ近くに下ったところには展望所があり、麓の水俣市やその先の八代海、更にその向こうの天草諸島まで望むことができた。
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この後は女岳へ。先ほどの鞍部まで戻り、女岳へ急登を上がります。
ほんとに急です。案内には5分と書かれてますが、5分はきついかも。
でも、5分で山頂についた。
ここからは展望は望めない。ここへ上る途中とその先の展望所からは矢筈岳が望めた。
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ここから登山口まではピストンしようかと思ったが、
このまま直進して北側へ下っていき、矢筈林道沿いの女岳取り付き点へと下った。
道はしっかりしてて迷うことはない。急斜面というわけもなく、難なく降りれました。

女岳取り付き点
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その後は、車を止めている矢筈林道起点までトボトボ林道を歩き戻りました。

今回、この時期に矢筈岳に登ったのには理由があって
この時期に見られるヤッコソウに出会うためだった。
2007年に出会った時の記憶を頼りにその場所へと登ったのですが、
残念ながら今回は見ることが出来なかった。
ちょっと早かったのかなぁ~?
以前出てたヤッコソウ(昨年のもの?)の残骸が転がってはいたが…
あの可愛いのは一つも出ていなかった。残念です。
2007年に見たヤッコソウ

下山後は県道を水俣側へと下り、その途中にある湯の鶴温泉に寄って
温泉につかってかえりました。

by coyotehana | 2014-11-03 22:02
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