仰烏帽子山は九州でも有数な福寿草の名所で、 比較的登山口までのアプローチも良く、手軽に福寿草も見れる山 として多くの人が訪れ登られていた。 しかし2012年の大雨により元井谷は崩壊、登山口まで通じる林道も崩れ、 福寿草を見に登るのが難しくなってしまった。 2013年には山江村側から山頂の山越えをして見に登ったものの、 以前のアプローチほど手軽とはいかなかった。 そして今年、五木村の情報では林道も修復され、 2月14日以降は元井谷登山口(第一登山口)、第二登山口への通行も可能になり、 登れることになる。 そこで崩壊後の元井谷の登山道が現在どんな状況かを見に行ってみることにした。 ルートは 現在駐車が可能な元井谷登山口1km手前のP3仮駐車場に車を止め出発。 林道を上り、登山口より元井谷に入り山頂へ その後、仏石、群生地へと向かい、そのまま第二登山口へ進む。 あとは林道をそのまま車を止めている仮駐車場まで下った。 距離にして17.7kmのロングコースであった。 朝3時に自宅を出発。 3号線をひたすら南下して宮原より五木村に向けて大通峠を越える。 そして2月7日現在、車で登れる最終地点のP3仮駐車場には8時20分に着く。 既に車は2台駐車していて、1台は丁度出発しようとしていた方で仏石分岐まで一緒に登りました。 もう一台の車の方は先にスタートしており山頂でお会いして、 その後仏石から第二登山口、駐車場まで一緒に同行、 私にとってはまだ未知のルートで案内していただきました。 駐車場から元井谷登山口まで1kmの林道を上がる。舗装道は長く感じられます。 崩壊後に見たネットの写真では林道は岩がゴロゴロしてて、 車はおろか人さえも通行が困難な状態であった。 しかし今はすっかり修復されてて車も通行出来る状態。 来週の解禁に向けて登山口周辺の路肩をユンボが整備されてました。 やがて崩壊後初めての登山口を見る。 簡易トイレや柵は壊され、谷は木々が減り、流れてきた多くの岩が目立つ。 P3仮駐車場に壊れた簡易トイレが置かれてたが、ここにあったものだろう。 左の案内板は残ってはいたが、ミラーは割れた状態で立っている。 大雨による崩壊の凄まじさを物語ってます。 ネットではかなり岩がゴロゴロしてて荒れているようだ。 安全のためにヘルメットを着用して登ることにした。 ロープ沿いの以前の登山道とは違う道もあり、ほとんどが岩がゴロゴロする真ん中を上がっていくような感じだ。 福寿草もかなり流されてしまったのだろう。 大岩の壁の前より、右側の急斜面にロープが取り付けられており、ここを上がる。 斜面直登ロープ箇所。ホント急で、下りはもっと大変かもしれない。 凍結してたらズルッと下まで滑り落ちそうだ。 山頂を登る前に元井谷で体力を使い果たしそうだ。 以前なら30分ほどで登れた道です。 だいぶ整備されたのか思ったほど険しさを感じませんでしたが、 それでも下りもここを下りる気にはならず、帰りは第二登山口へ下りました。 ヘルメットは無くてもよかったかな。 夫婦杉は無事残ってました。仲良く並んで立ってます。良かった。 この辺から雪も見え始めました。 仏石分岐へと出合う。 今日の天気は不安定。 この時間、時折青空が見えてたので晴れてるうちに先に福寿草を見ようか迷ったが、 第二登山口へ下るとしたら先に山頂へ上った方が良いと見て山頂へと向かう。 (結局その後日差しは出ることなく、どんより曇りが続いた) この山ではよく霧氷に出合いましたが、今日は見られず。 パラパラと薄く積もった雪道を進んで行く。 誰もいません。 曇っていましたが意外と視界は良く、白髪岳や雪化粧された市房山などが 見ることができました。 途中、団体さんとすれ違う。第二登山口から上ってきたようだ。 ん? 車通れたの? 来週通行出来ると聞いてましたが、第二登山口までの林道は問題なく通れたようです。 仏石に到着。 ポツリポツリと福寿草が咲いてました。 残念ながらこの時間、日差しは拝めることは出来ず、ビロードのような輝きを見ることは出来なかった。 でも出会えて良かった。 仏石より群生地に向けて上っていく。 前回来たときには無かったと思う新しく張られたロープ。 何だか登山道が福寿草が群生する斜面からやや遠ざかった気がする。 まだこの辺は開花には早いと思われたが… 日当たりの良いところにポツリ、またポツリ 思ったよりも多く咲いてます。 きれいです。 さて、この後は第二登山口へ下るので、そのまま道を直進する。 向こう側から上ってきたルートで出合う分岐。 仏石には寄らずに直接山頂へ向かうルートがあるようだ。 確か仏石分岐の手前に第二登山口への案内板があった。 岩場もロープもない。尾根付近を素直に進む感じだ。 駐車場に簡易トイレもあります。 ここで昼食をとりました。 ここから舗装された林道もひたすら下り元井谷登山口、車を止めている仮駐車場まで約5.1歩いて戻ります。 さすがにこの距離は長かった。 舗装道の下りは堪えたようで…腰と膝を痛めてしまった。 一般的なルートとみては厳しいかもしれない。 今後は第二登山口が主流になるのかもしれない。 HOME コヨーテの山歩き
by coyotehana
| 2015-02-07 20:56
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